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2014年5月27日 (火)

地域包括ケアについて私なりの物語

地域包括ケアについての学習会を引き受けて悪戦苦闘したが、ようやく自分なりの物語としてのプレゼンテーションが完成した。

以下はその中のオリジナルな部分。

1 

地域包括ケアには相反する二つの潮流がある

①障害者の人権運動から到達した『ケアの生活モデル』の拡張 ―20世紀後半から

②自己責任原理と市場至上主義に基づいて行われる/span>

社会保障削減政策(2003-

「ケアの生活モデル」について 

①心身機能の障害程度
②日常生活における自律
③社会参加の可能性
はそれぞれ独立して、人生の質QOLの決定条件になる。

それらを規定するのは個人要因より環境要因(社会的援助)の方が大きい。

3 

地域包括ケアの二つの潮流はまったく違うもの。
しかし、後者が前者の成果を借用して国民を欺く、あるいは前者が後者に影響して若干の改善に成功することは大いにありうる。

私たちの戦略「アリモノで作る真の地域包括ケア」

○私たちにとってあるべき地域包括ケアを一から作り上げる 

 ことは無理

○政府の進める地域包括ケアの修正を絶えず図る

○その結果できあがったものを材料にして、改めて無差別平等・QOL第一の地域包括ケアに再編成する

政府のグランド・デザイン

       医療も介護も基本的に自己責任原理(自助)を貫き市場化を拡大する

       公的保険制度は解体・縮小・断片化し「制度化されたというだけの自助」=共助に

       それでは立ちいかぬ人たちのために住民ボランティアを組織する(互助)

       急性期医療ー慢性期医療に必要な資源や資金を垂直に統合し、市場に解放する(ホールディング・カンパニー)

       慢性期医療ー介護に必要な資金と資源を水平に統合し市場に解放する地域包括ケア

6

地域包括ケアを考える軸は負担と福祉レベルだけなのか?公平・正義・倫理の軸がいるのではないか

ケアの同心円を社会構造の一角にすえて、資本と国家の双方を相手にした陣地戦が続く。

その時のよりどころが「ケアの正義」

8

今後の展望

       介護保険を良くする山口の会

       住民本位の地域包括ケアを作る市民の会

  などを立ち上げて、広報と、自治体との協議を粘り強く進める

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