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2014年4月 9日 (水)

会議の効用

今日は県連4役会議。
僕が元気になって帰ってくる数少ない会議である。

僕の仕事はつい職員同士の内側の方向に向きやすい視点を外側に向けることである。
きょうは、読んだばかりの岩田健太郎君の本に若干影響された議論をした。医系学生サポートセンターに医師講師を送って定期的勉強会を開き医学生の参加者を集めようという提案は提案としてレベルが低い、そんな受け身の勉強会に来る学生は見込みがないのではないか、というか、いないのではないか。
見込みのある学生はすでに自分で動いて、真剣に動いたやつほど壁にぶつかっているのではないか。そこに連帯の手を伸ばすことが重要だ。

僕たちだって、学生の頃、「山口大学医学部社会医学研究会」を同級生4人で作ったが、まさに孤立無援で、ビラ一枚だして終わった経験がある。そんな悔しい思いをしているのがたくさんいて、僕たちからは見えないだけじゃないか。

そんな話をしていると、M県連の奨学生のKさんが、山口大学地域医療学推進講座の教授の口利きでハーバードのイチロー・カワチのところに数ヶ月研修に行き、そこで何かを発表して来たという情報が出て来た。僕としては嫉妬でちょっと体が熱くなったが、その経験を僕たちも学びながら、Kさんがその興味を継続できる支援をしようということになった。

その続きで上野県連会長は、自主ゼミ支援金制度のアイデアを考えついた。始めと終わりに懇談するということを最低条件に提供しよう。自主ゼミの講師に彼らが僕たちを起用するかどうかは、僕たちが輝いているかどうかによるのだ。

それから、秘密保護法の学習会を馴染みの弁護士に頼んだという話もあった。それはだめだ。今やるべきは、内部の啓蒙的学習会で自己満足することではない。若者の戦死に手を貸す医療従事者や教員にならないためにどうすればいいかという問題意識で、外部と結びつき市民に訴える企画をどうすれば開くことができるかという話し合いの場にそれは変えるべきだ。単なる聴衆から、市民向けのパネルディスカッションの組織者に職員を変える学習会にしよう。

岩国。岩国の情勢を通して、米軍や自衛隊の動き、日米安保の生きた動きにもっとも敏感な職員集団になろう。常に、その情報を僕たちにもたらしてくれる協力者を見つけ、 その日とに言ってみれば、山口民医連「岩国特派員」になってもらう。そのかわり、僕たちも彼の社会的活動に協力を惜しまないようにする。

この前の全日本民医連の4役会議では、藤末会長の率直な問題提起を聞いていると、ある意味で縦割りの大組織になってしまった全日本民医連のなかで自分の役割が見えずすっかり気も塞いでいた僕の気持ちが、窒息しかけた肺に空気がさっと流れ込んで来たような感じになった。

今日の会議も、それと同じような感じがして終わった。ようやく、脳の中にセロトニンが増え、側座核や扁桃体が活性化して来たのかな。

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