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2014年2月13日 (木)

阿部 彩「子どもの貧困Ⅱ」岩波新書2014/1を読みながら

阿部 彩「子どもの貧困Ⅱ-解決策を考える」を読み始めて、冒頭に描かれているエピソード―財務省の高官たちに「では具体的に何をすればよいか」と突っ込まれ答えに窮して阿部さんが悔しがったという話が、僕がここ数年学び続けているソリッド・ファクツ(WHO欧州事務局 2003)http://www.tmd.ac.jp/med/hlth/depHP/tph/www/htdocs/pdf/solidfacts.pdf
に示された健康の社会的決定要因について、それが8項目なのか10項目なのか正確にしておかなければならないということに関連しているのだと気付いたことは、つい先日このブログにも書いた。
今日はその後の気付きである。
○163ページに関連して
保育所は、人生全体、一生の健康全体に最も強い影響を持つ乳幼児期の貧困・不幸に対する、現状で最も有力な砦である。

イギリスでもシュア・スタートという健康戦略のなかで総合保育所(チルドレン・センター)が熱心に作られている。→
http://wwwkanzaki01.nisikyu-u.ac.jp/library/tandaikiyo38/38-17.pdf

看護師他の就労対策としてしか意識されていなくても多くの院内保育所を持つ民医連は、そこに子どもの貧困に接近する一つの手掛かりがあることを鋭く自覚すべきではないか。

地域の保育所との連携を通じて開かれた保育所となり、保育所群へのソーシャルワーカーの設置などの運動はできないのだろうか。

私個人は法人理事長なので、このことについて素人であってはならないのだが、読書途中の今は当面は素人の発想を書きつけることを許していただこう。
○186ページに関連して
内科外来からの子どもの貧困への第一歩

「医療サービスの現場において家族の問題まで手をさしのべることは困難かもしれないが、福祉や行政と連絡しながら、親の疾患や障害の影響が子どもにまで及ぶことを食い止める姿勢が必要であろう」

患者の子どもを常に意識しておくこと、子どもの状態をそれとなくきくこと、夜間でも子どもが一緒に来ていたらなるべく声をかけるようにすることくらい今日からでもできることである。

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