所属する医療生協の機関紙 新年号にあいさつ文
少し、気が早いが、所属する医療生協の機関紙 新年号にあいさつ文を求められたので、今の気持ちを書いておいた。
「日本を暗黒国家に導こうとする本性を露わにした安倍晋三首相の選出県民であることに限りなく深い恥と不安を抱きながら、私たちは2014年を迎えました。
2013年末の国会で成立した悪法は片手に余ります。国民の自由も、子どもの教育を受ける権利も、生活保護も、難病救済も、完全否定への大きな一歩が刻まれました。
また、沖縄選出の自民党国会議員5人全員が米軍普天間基地の辺野古移転賛成に転向を強要され屈服するという事件も国会会期中に起こりました。魂の抜けた顔で壇上に並んだ彼らの姿は、沖縄県民とそれに連帯する日本国民の心にどれだけ屈辱感を引き起こしたことでしょうか。
いま、私たちはまさに侮辱のなかに生きているのです。(2012/7/16 大江健三郎による中野重治「春さきの風」の引用から)
「大阪はすでにレジスタンスを必要としている」と、劇作家の平田オリザさんが発言し波紋を呼びましたが、いまや日本全体がレジスタンスを必要としている時期に入ったのかもしれません。
あきらめることはありません。私たちはこれまで法律成立後も広範な反対運動でそれを少なくとも一部は立ち枯れにした経験があります。たとえば後期高齢者医療制度(2008年)がそうでした。
2014年を2013年の繰り返しにしないため、日本の民主主義を支える柱としての生協運動、なかんずく医療生協運動の真価が問われています。
みなさん、ともに頑張りましょう。」
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