雑誌「atプラス18号」太田出版2013年11月 「柳田国男と遊動性」柄谷行人+赤坂憲雄
今日一日は、来るべき41回総会の方針議論に尽きた。
深夜、雑誌「atプラス18号」太田出版2013年11月 「柳田国男と遊動性」柄谷行人+赤坂憲雄 という民医連からはるかに離れたものを読んでいても、昼間議論し忘れたことをつい思いだすのである。
それは東日本大震災を忘却せず、どういう教訓を汲み取り続けるべきかという問題である。
復興は、大災害を資本主義的に利用する動き(ショック・ドクトリン)と、災害によって露呈した古くからの協同(災害ユートピア)の現代化との、過酷な争いだった。
当面は前者が勝つにしても、僕らは協同組合の可能性を実感したし、その最終的勝利を確信するものだ。
雑誌記事については、柳田国男が僕らの側に立つ人だという意見に励まされ、また、死者と生者とまだ生まれてこないものの協同組合という視点に快い驚きを感じた。
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