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2013年11月 5日 (火)

ソウルの古書店(「延世大学付属 金大中図書館」の近く)

ソウルの西の部分、仁川空港よりのところに、元大統領 故金大中の自宅がある。

金大中は後継者だった盧 武鉉が大統領退任後自殺したことに強い衝撃を受けその3ヵ月後に亡くなっている(2009年)が、自宅の隣に「延世大学付属 金大中図書館」が生前から作られ、豊富な資料を集めて、民主主義を学ぶのに格好な場所となっている。

http://www.jicl.jp/now/ronbun/backnumber/20120625.html

その見学自体も延世大学修士課程に在学している女子学生の学芸員見習いとしての説明が特別に用意されていて興味深いものだったのだが、見学のあとバスを待つ10分余りの時間で一軒の古書店に寄った。

延世大学の近くという利点で有名な古書店のようで、日本の書籍も多数集めている。

ぱっと棚を見て、思わず買ってしまったものがある。

小森陽一『世紀末の予言者・夏目漱石』(講談社、1999年)、子安 宣邦『「近代の超克」とは何か』(青土社、2008年) 三浦信孝、糟谷啓介編、『言語帝国主義とは何か』(藤原書店、2000年)。

合わせて9000ウォン、約900円である。すごく得をしたような気がした。

最後のものには小熊英二や田中克彦の文章も収録されているが、どの本も日本と韓国の関係に深く関連したもので、ハングルの書き込みがたくさんある。

その文字が読めないが、ともかく日本語書籍を読んで勉強した(おそらく)学生の筆跡が僕の目の前にある。

韓国から日本語や日本文学や日本を眺めることほど知的にかつ政治的に刺激的なことが今の日本にあるだろうか?ここに来てしばらく学生をしてみたいと切実に思った。

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