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2013年10月20日 (日)

いまが「民医連医療学」の生まれる時だ

故・白浜雅司先生(佐賀県三瀬村国保診療所)によって日本に紹介されたJonsenの臨床倫理4分割法は、医療の大きな流れから見ると「患者中心の医療」や、健康の社会的決定要因SDHの確立と同じ流れの中に生まれてきたものだが、これら相互には直接連携がない。

そこで、4分割表の4領域の適切な位置に「患者中心の医療」のなかでもとくに「医師と患者の共通基盤を作る」コンポーネントを組み込み、および各領域にSDH各項目の視点を生かしいくことこそ、民医連が医療倫理の発展に対してできる貢献だし、志半ばでなくなった白浜先生への手向けとなるのでないだろうか。

このように考えていくとき、以前はそんなものは存在しないとされていた「民医連医療学」がこの一時期に限って存在意義を表しているのではないかとも思える。
それは、世界の進んだ医療の実践的統合者としての存在意義である。

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