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2013年10月16日 (水)

巷のガヤトリ・スピヴァク

遅くなって届けられた全日本民医連学運交の感想文で、ある看護師さんが書いている。
「生活保護の患者さんに出会って私たちが嫌悪感を感じるとすれば、嫌悪感の原因になっているその点にこそ、その患者さんの抱える困難と、支援の焦点がある」
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嫌悪感をアンテナにして協同の糸口を見つけるということは、「サバルタンは語ることができるか」を書いたインドの女性哲学者ガヤトリ・チャクラボルティ・スピヴァクの唱えたことと同じである。スピヴァクはそれを「これまで学んできたことを捨て去る」unlearnと名付けた。

目を反らしたいこと、耳を覆いたいことをおそれず、見ること、聴くことが私たちを初めて本当の現場に連れていく。

逆に、見たくないことを見ないで済ませられること、聴きたくないことを聴かないで済まされることを特権や権力というのである。

僕たちの周囲には、その目で見ればスピヴァクなみの哲学者が多く潜んでいるに違いない。

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