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2013年9月23日 (月)

19領域の専門医の制度化は医師や国民の何重もの分断を主な目的としたものであり、混合診療導入の道筋、TPPによるグローバル企業の世界支配の一環だ・・・福島の医療部・医師部合同合宿に参加して、総合(診療)医養成方針の明確化について僕が考え、主張した こと。

帰途の東北新幹線で、曇り空の北関東の平野を眺めながら、自らの発言の反省的均衡を図ろうとポツポツ書いている。

福島の医療部・医師部合同合宿に参加して、総合(診療)医養成方針の明確化について僕が考え、主張した
こと。

◯民医連の総合医養成は民主主義思想の共通性(パターナリズムの徹底的拒否、フェミニズムの採用)からから考えてマックウイニー「患者中心の医療」の考え方で 組み立てることが基本。

◯その際、例えば医療倫理分野で用いるJonsenの4分割表に現れているように、視野が医学的適応のみにとどまらず、それ以外の3領域にSDHとヘルスプロモーションが不可分のものとして組み込まれる必要がある。

◯哲学としては健康権、あるいは健康の第一義性(アマルティア・セン)が貫かれているべきである。

◯さらにジョン・ロールズ正義論のの提唱する反省的実践という方法論がそれに加わる。
態度の特徴としては、与えられた場の特性を反映して活躍できる可塑性も特筆しなければならない。

◯そうすれば患者中心の医療が6つのコンポーネントでできていることを明確にしていることからみれな、民医連総合医の10くらいのコンポーネントを定めることができるのではないか。

◯いっぽう、格差・超高齢者社会の現状に対応する中小病院の総合力との基本的守備範囲を、総合医の能力とは別に定めておく。
それは、総合内科 (小児、精神科、老年科、糖尿病科、往診専門、基本3領域が定められたレベルで遂行できる)、整形外科、高齢者外科が共通して確認に。できることになるだろう。

◯養成のネットワークは三重大学家庭医療講座に学んで思い切り広く大きく構えることが重要である。

◯すでに高度急性期病院に到達しようしているレベルの病院における病院生き残り論の必要は否定しないが、それらの病院の存在する地域には、プライマリ・ケア領域が必要ないのか?ということが問われる必要があろう。
各病院の部分最適にとらわれずに、医療全体、民医連全体を論じる姿勢を法人幹部こそに求めたい。

◯なお、現在進行中の19領域の専門医の制度化は医師や国民の何重もの分断を主な目的としたものであり、混合診療導入の道筋、TPPによるグローバル企業の世界支配の一環だと私は捉えているし、少なくとも、これを抵抗出来ない与件として前提化する立場には民医連として立つべきではないと思っている。

◯これによって必要な専門家養成がこれまで通りにでは不可能になるという事態に対しては、安易に迎合するのでなく、可能な限り総合診療医領域で技術蓄積するという方針を提案したい。総合医が高い技術的力量を持っているという到達点の前で、極端な専門医制度はみずから崩壊するのである。少なくともそういう見通しで出発しよう。専門医が閉ざされていても学会が閉ざされているわけではない、まして、総合診療医の学会はあるだから。

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