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2013年7月16日 (火)

健康の社会的決定要因か、健康の社会的阻害要因か

WHOが「健康の社会的決定要因」と名付けている事柄(いわゆるソリッド・ファクツ)を、より分かりやすく「健康の社会的阻害要因」と表現しても問題ないという根拠を、曖昧な記憶をもとに2日間かけて探してしまった。

一つは、マイケル・マーモットさん自身やWHOが、2010年に「健康の社会的不平等要因 social determinants of health inequality SDHI 」という用語を使っていることである。これはこのブログでも2013年1月24日に書いている。

もう一つ、同じことについて問題点をまっすぐ表現するか、問題を直接的に指定せず中立的に表現するか、どちらもできるということを書いた文章をどこかで見た記憶がある。こちらの方がこの問題では重要そうだ。

ようやく見つけたのが

『「国際生活機能分類ICF-国際障害分類改訂版-」(日本語版)の厚生労働省ホームページ掲載について』

http://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/08/h0805-1.html

という2002年の記事である。

その中に

『ICFの第1部である「生活機能と障害」の構成要素(components)は,2つの方法で表現される。つまり一方では,問題点(例:機能障害〈構造障害を含む〉,活動制限,参加制約。これらは障害〈disability〉という包括用語で要約される)を示すために用いることができる。他方では,健康状況と健康関連状況の問題のない(中立的な)側面,すなわち生活機能(functioning)という包括用語のもとに要約される側面を示すこともできる。』

と書いてある 。おそらくこれを以前読んで、別の言葉で記憶していたのである。

*書かれてあることを、決してそのままでなく、必ず自分の枠組み、自分の用語に直して記憶するという僕のやり方は少年のころからの習慣だ。それが学校のテストの成績を悪くしたり、また、他の人に客観的な文献的根拠を示そうとするときの障害になっているのを改めて感じたが、しかし、それをやらないと自分が考えている、もっといえば生きているという気もしないのである。

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