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2013年7月 6日 (土)

総合医とは何か、という議論について

日本プライマリ・ケア連合学会の認定医や専門医が総合医だというのは誤解にすぎない。

現代の総合医の必須条件は公衆衛生的視点を獲得していることである。

ただし、ここでは、僕たちが学校で習った干からびた学問を公衆衛生と呼んでいるのではない。

現代の公衆衛生とは健康格差と闘って、すべての人々のケイパビリティ(人生の可能性の幅)を保障するための学問であり、健康権を目標とするものであり、プライマリ・ヘルス・ケアという健康戦略を備えたものである。

ちなみにプライマリ・ヘルス・ケアとは、地域で健康格差と闘うことをいうのである。

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