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2013年7月24日 (水)

Istanbul Duo・・・Classical kamenceを初めて聞く

テオ・アンゲロプロスの映画音楽の大半を作曲しているエレニ・カレインドルーの検索をしていたら、Istanbul Duo というトルコのアルバムに遭遇した。

i-tuneではすぐに探し出せるし、youtubeでも全曲聴けるものの、ネットではよい紹介記事がない。以下で短い部分のみを聞いてもらえるだろう。

http://www.music-bazaar.com/turkish-music/albums/view/id/187204/name/%C4%B0stanbul-Duo

ピアノとClassical kamenceというトルコの民族楽器による演奏だが、この民族楽器の音がとても印象的。

弦楽器がまるで日本の琴やさらには尺八のように聞こえたと言えば、僕の耳が疑われてしまうのだろう・・・。

CDの最初に入っている「永遠と一日」もまるで初めて聞く曲のようだった。

そして、youtubeでみつけた、僕にはものすごく珍しいEleni Karaindrou自身が歌うthe price of love という歌、

http://www.youtube.com/watch?v=C9Old8xFcds

これを深夜に聞いていると、これだけが僕をこの世につなぐ一本の糸のように思えてくる。

次第に記憶があいまいになり、画面に出てくる写真の残影が初老期に入ったEleni Karaindrouその人なのか故人なのかも区別がつかなくなる。

そして、この糸が自然に切れるとどんなにいいだろうと感じられてくる。

しかし、それはただ不安で不確かな眠りに落ちるサインにすぎなかった、と翌朝は思うのだが。

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