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2013年6月28日 (金)

「トラックドライバーの健康管理マニュアル」2010

きょうは僕が産業医をしているトラック会社に出かけ、「運行管理者」4人とディスカッションして来た。

テキストは全日本トラック協会の出している「トラックドライバーの健康管理マニュアル」2010
社長さんが準備してくれていた。

これを取り上げるのは初めてである。

運行管理者は国家資格。「国土交通大臣指定試験機関の行う運行管理者試験に合格した者などの中から、安全輸送の責任者として自動車運送事業者の選任を受けた者のこと」とされている。

この会社では一人の運行管理者が各自20人のドライバーを担当している。病院でいえば、病棟の看護師長のようなものである。

ドライバーが看護師と違うのは、一旦出発すると、完全な一人職場で、道路次第では社会からも隔絶されるということである。そこで起こる、脳卒中、心筋梗塞、低血糖、痙攣は必ず大事故につながる

したがって、朝のミーティングでの健康状態把握が極めて重要になって来る。点呼に答える声の調子で異常を察知しなければならない

もちろん、ドライバーの日常的な健康管理の助言も運行管理者の職務である。

どう運行管理者としての能力をあげるかが今日のテーマだったのだが、僕自身が初めて運行管理者というものを知るという状態で、とても適切な助言ができるレベルではなかった。

むしろ、これまでどうしていいか、見当のつかなかったトラック・タクシードライバー、倉庫・工場に派遣されて夜間勤務するガードマンなど、完全一人職場の健康を守る方法のアイデアを貰ったようなものである。

まだまだ、現場には膨大に厚い制度や知識がある。学ぶことばかりだ。

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