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2013年5月13日 (月)

僕は誰のロール・モデル足りうるか・・・柄谷行人「増補 漱石論 集成」平凡社ライブラリー2001をよみながら

土曜、日曜の全日本民医連出張を終えたあとの月曜日は午前も午後も外来で、その間に数件の上部、下部消化管内視鏡依頼が入り、同時に次と次と新入院患者の主治医依頼がやってくる。それがもう4件になった。(この病院には他に医者がいないのだろうか・・・というとカドがたつなぁ)

その隙に、緊急の宿題になっている6月8日、9日に開かれる在宅医療交流集会の問題提起のほぼ全面的な書き換えをやっている。

そのさらに隙に、7月に北海道から草場鉄周先生を呼んで「山口県での民間病院による総合診療医養成を訴える講演会」を開く企画の案内先と自分が訪問する挨拶先を選定したりする。
...
こうなると、何が自分の本業なのか、自分でも分からなくなる。

もはや誰かのロールモデルになるなどというテーマは自分の中で吹っ飛んでいる。

精神的均衡が保てなくなる直前で、昨日、東京駅北口の前にある丸善本店で買った柄谷行人「増補 漱石論 集成」平凡社ライブラリー2001を開く。

「告白して済ませられるものなどおよそ問題とするに足りない。人間と人間が関係するなかで生じる、人間には解決しようのない虚偽や違和に孤独に向き合うことが、漱石の『生きる』ということだった。漱石のそういう存在の重さはは、彼の作品のどんな登場人物をも超えており,結局彼はそれを作品化は出来なかった。それでも我々はその作品の中から、漱石という人間を探し出してこなくてはならない」

・・・これは僕が思い切り勝手に要約した柄谷の主張なのだが、こういうことを書いていると気持ちがやはり安定する。

結局、医師+文芸「評判家」が僕の本業なのだ。もし、「サウイフモノニ私ハナリタイ」という若者が他にいれば、その彼のロールモデルにはなれると思う。
しかし、上記の柄谷の意見は、結局のところ、大岡昇平の夏目漱石論の焼き直しに過ぎない気がする。

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