« 雑誌「いのちとくらし 研究所報 No.42」非営利・協同総合研究所、2013.3.31 の介護保険制度特集と、2013.4.21夜のNHKスペシャル「家で親を看取る」の響き合い・・・やはり介護療養病棟廃止には反対だ | トップページ | 藤松素子(佛教大学 教授)「2012年『改正』介護保険法・改定介護報酬の問題点~介護保険で私たちの介護保障は可能か?!~」雑誌『いのちとくらし No.42』非営利・協同総合研究所2013.3.31 »

2013年4月23日 (火)

ほとんど悲鳴のような僕のメール:本当に開業医がまともな社会保障改善運動を起こすことができるのか?

山口県保険医協会の理事・総務メンバーを辞したあとも、地域医療部長に在任し続けているが、理事時代に比べて何事もやりにくい。

その会議が今夜あるので朝から何事にも気が乗らず、病院での診察にも若干影響している。

そこで、乏しい時間を削って以下のメールを事務局のN君に送ってみた。

「N原様

お世話になります。
今期の医療部会は初めて多くの部員の人に集まっていただきましたが
根本的には情勢負けしており、山口県保険医協会として闘う姿勢にならないので、正直言って参加が苦痛で診療にも影響が出ています。
職員や患者さんにも申し訳ないことになっています。

ここは職務を放り出すのが精神の健康上に一番とも思うのですが
そこを思い直して、現状の捉え方を整理しておきたいと思います。

①情勢
政府は純粋に経済的な動機から、在宅医療や地域包括ケアの資源整備はないままに「病院から在宅」への流れが加速させている。
 
 ○介護型療養病棟あるいは自宅の代わりにサ高住を
 ○ホームヘルパーの代わりに住民ボランティアを
 ○訪問看護師の代わりにヘルパーを
 ○医師の訪問診察の代わりに訪問看護師を
 使う、というのが政府の考えている地域包括ケアの資源である

②今後の方針-1
十分な在宅医療や地域包括ケアの資源の整備を急ぐ必要性があるという訴えを現場から大きく発信しなければならない

③今後の方針-2
サ高住を介護療養病棟の代用品にするのでなく介護療養病棟の廃止の方針を撤回し存続・拡充を求めていく

④具体的な行動
ここは調査して発言するという山口県保険医協会の伝統を生かして行動する。これは

「療養病棟廃止反対」

というこれまでの運動の原点に戻るというということに他ならない

ⅰ)一昨日のNHKスペシャルにあったように、無理な病院から在宅へという政策誘導がなされ、自宅で介護する家族、在宅医師やホームヘルパーをはじめとする現場メンバーに大きな苦悩を及ぼしている。

これをアンケートで確かめる。


○介護事業所へのアンケートから2012年4月の改定が生活援助の時間を減らしたことからくる困難を山口県でも再確認する
○介護職への医行為移行が起こしている矛盾を探る


在宅医療や地域包括ケアの改善について具体的提案をする。


医師に関わるところとすれば
在宅医療に従事する医師を増やすこと。
総合診療医になろうとする若手医師を増やす。そういう後期研修の充実を県や大学に要望する。
のみならずベテラン医師の研修を保障する。

在宅で家族を介護している人の意見をアンケートで把握する。
家で看とることの不安や、現状への要望をまとめる。

ⅱ)介護療養病棟の現状を再度把握
「今後の転換方向
療養存続運動への態度」

を聞く。

ⅲ)サ高住や有料老人ホーム開設者にアンケート
「介護療養病棟廃止の受け皿とされていることへの考え
看取りをどうしようと思っているか
いざとなれば病院転送か
自施設での看取りなのか」

を聞く。

相当腰を据えてやらなければならないし
基本的には自力での調査ですが
可能性があれば
山口県社会保障推進協議会に関係する研究者の協力も向こうが積極的なら働きかけてみるということにしたいと思います。

後から、雑誌「いのちとくらし 研究所報 No42」の資料を送りますがそれも添付してもらって

このメールを今日の会議にそのまま出してもらっていただきたいと思います。

よろしくお願いします。」

|

« 雑誌「いのちとくらし 研究所報 No.42」非営利・協同総合研究所、2013.3.31 の介護保険制度特集と、2013.4.21夜のNHKスペシャル「家で親を看取る」の響き合い・・・やはり介護療養病棟廃止には反対だ | トップページ | 藤松素子(佛教大学 教授)「2012年『改正』介護保険法・改定介護報酬の問題点~介護保険で私たちの介護保障は可能か?!~」雑誌『いのちとくらし No.42』非営利・協同総合研究所2013.3.31 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ほとんど悲鳴のような僕のメール:本当に開業医がまともな社会保障改善運動を起こすことができるのか?:

« 雑誌「いのちとくらし 研究所報 No.42」非営利・協同総合研究所、2013.3.31 の介護保険制度特集と、2013.4.21夜のNHKスペシャル「家で親を看取る」の響き合い・・・やはり介護療養病棟廃止には反対だ | トップページ | 藤松素子(佛教大学 教授)「2012年『改正』介護保険法・改定介護報酬の問題点~介護保険で私たちの介護保障は可能か?!~」雑誌『いのちとくらし No.42』非営利・協同総合研究所2013.3.31 »