« 雑誌「世界」2013年3月号 尾藤廣喜「社会保障解体を導く生活保護基準『引き下げ』」 | トップページ | 「患者の立場に立つ」ということの定義、合わせて「療養」の定義 »

2013年2月10日 (日)

民医連 空白地域克服のアイデア

診療所しかない栃木の民医連は僕のいる山口民医連より小規模という珍しい県連組織で、おそらく全日本民医連の中でも最も小さい組織である。

そこに務めている武井 大という先生は、民医連の中でもごく少数の自治医科大学出身の医師なのだが、最近のFBに次のような投稿をしていた。

なお僕とは面識はない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この1年は組合員さんの活動に参加できるように、業務を配慮してもらい、月に1回程度は参加しています。
先月は県南(佐野)の阿蘇支部、今月は県北の那須支部の活動に参加してきました。
ご存知の方もいると思いますが、阿蘇支部は10年程まえから介護保険外のデイサービスを、だいたい週1回のペースで続けています。始めたころは介護保険のサービスもまだ多くない時期でしたが、サービスが利用しやすくなった現在も利用者がいます。
お風呂もない、ベッドもない。集会場を間借りしただけのデイサービスですが、おしゃべりとおいしいお昼が何より楽しみだという方たちがやってきます。(他の曜日には介護保険のデイサービスを利用している人も多いです。)
80~90歳代の元気な先輩たちです。戦争体験も含めてとってもつらいことを経験した方々で、病気もたくさんお持ちです。集まれば不眠、夜間頻尿、関節痛の話でもちきりです(笑)。
... でも、いつも全員!が「人生で、今が一番楽しいのよね~」と。
「ここも楽しいからお友達つれてきたの」と。
そうですよね~。楽しくないとね~。
事務的に「ADLが下がってきたので、介護保険申請して、ケアマネとデイサービスの利用について相談してください。」といった自己満足の域をでない普段の対応を反省しました。。。
ちなみに、スタッフは組合員さんがボランティアで10年続けています。スタッフにも80歳を超えた人が数人います。元気です!
スタッフの後継者対策など運営維持にはいろいろな課題がありますが、町づくり、地域づくりという視点でも学ぶことが沢山あった1日でした。
みなさんもおいしいお昼を食べに来てみてください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これを読んで僕が思ったことは、どうしてこのアイデアを民医連事業所がない山口県内の他の市のために思いつかなかったのだろうかということである。

10年以上前に小野田市の診療所で日本でいちばん小さいディ・ケアを始めた時、ケアプランの関係からディ・ケアが使えない日に、ボランティアさんを頼って、同じ場所を託老所として使った経験があったので、その応用として思いついても不思議はなかったのである。

そこで僕の書いたコメントをブログ主の特権で大文字で記録しておこう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

武井先生、 これはきわめて示唆に富んだご報告です。

介護保険外の週一回程度のディサービス、主役はボランティア、このやり方は民医連空白地域克服の決め手になるかもしれません。

僕の県連は小さくて、県中央部の山口・周南、県東部の岩国の組合員から施設開設要求がずっとなされていますが、応えられないできました。

この形で始めれば、介護保険事業所からも補完事業として支持されて、長く続くかも。

まずボランティア講座を開き、医師が月1回、看護師and/or介護福祉士が週一回行けば開けますね。

|

« 雑誌「世界」2013年3月号 尾藤廣喜「社会保障解体を導く生活保護基準『引き下げ』」 | トップページ | 「患者の立場に立つ」ということの定義、合わせて「療養」の定義 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 民医連 空白地域克服のアイデア:

« 雑誌「世界」2013年3月号 尾藤廣喜「社会保障解体を導く生活保護基準『引き下げ』」 | トップページ | 「患者の立場に立つ」ということの定義、合わせて「療養」の定義 »