雑誌「日本内科学会雑誌」2012年12月号:教育病院連絡会議の特別シンポジウム「総合医と内科医」・・・人口1000人当たり1人の総合医、日本全体では12万人、医師総数に比べて40%、もし医師がOECDなみに37万人いるとすれば33%というのが目標数ではないだろうか。
雑誌「日本内科学会雑誌」2012年12月号は「医療安全と診療 の質」特集だった。
来月の全日本民医連ー医療安全交流集会を控えて、民医連(内科)医師 にとって必読かと思えるが、この号にはもう一つ重要な記事があっ た。
内科学会の教育病院連絡会議の特別シンポジウム「総合医と内科医 」の記録である。
そのなかで聖路加の福井次矢先生は、総合医のグループが確立したとしても 、イギリスのようにアクセス制限をしてまず総合医を受診させるこ とはしないほうがいいという、きわめて妥当な主張をしている(3 550p)
総合医をまず受診する方がよりよい結果につながることを10年、 20年かけて国民が実体験で納得する期間が必要だというわけであ る。
(まるで、1917年の革命の後でレーニンが圧倒的多数の農民を どうして革命の味方につけるかというテーマで展開した議論のよう である。正しい議論は似てくるものだ。)
そこは大いに納得したのだが、次に、人口2000人当たり1人の 総合医という目安を示し、人口1億2千万人の日本では6万人、医 師総数を30万人とすると、医師の20%が総合医となることが必 要だという試算をしている(3551p)のはどうだろうか。
当面はこれでいいのかもしれないが、人口1000人当たりの1カ 月の新患外来受診を300人、一般病院新入院7人と見込む(35 49p)と、これは中小病院と診療所を往復して、外来も診れば入 院患者も担当するという僕たちのような総合医を想定すると、ほぼ 1人分の仕事ではないだろうか。
だとすると、人口1000人当たり1人の総合医、日本全体では1 2万人、医師総数に比べて40%、もし医師がOECDなみに37 万人いるとすれば33%というのが目標数ではないだろうか。
多くの総合医が、4割の医師が総合医であってほしいとおそらく感 覚的に言っていたのと一致する。
内科学会の教育病院連絡会議の特別シンポジウム「総合医と内科医
そのなかで聖路加の福井次矢先生は、総合医のグループが確立したとしても
総合医をまず受診する方がよりよい結果につながることを10年、
(まるで、1917年の革命の後でレーニンが圧倒的多数の農民を
そこは大いに納得したのだが、次に、人口2000人当たり1人の
当面はこれでいいのかもしれないが、人口1000人当たりの1カ
だとすると、人口1000人当たり1人の総合医、日本全体では1
多くの総合医が、4割の医師が総合医であってほしいとおそらく感
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