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2013年1月11日 (金)

どうすれば中間団体が社会が変えられるか・・・・代議制の新たな段階「中間組織の構成員一人が一つの社会運動に参加を」の続き

服部憲司さん(群馬大学)企画監修の「ドラマで考える医療倫理」全8話のうち一つを早速、宇部協立病院外来の(僕に比べて)若い看護師さんたちと視聴してみた経験から思いついた話である。

ドラマは認知症の老母と中年になった知的障害のある長男の二人世帯を題材にしている。

老母は徘徊し火の不始末もおこす。長男は幼稚園に侵入したりして、子供を持つ若いお母さん方を恐怖に陥れる。

そのため次第に地域から孤立し、ついには二人を地域から排除してほしいという要求が市会議員にまで届く。

看護師さんにとっては突然DVDを見せられて、どうしたらよいか言ってみろという理事長の無茶な要求から議論が始まったのだが、議論はすぐに盛り上がった。

どれもいい意見で、こうした二人が排除されない地域づくり、まちづくりが必要、というのが当面の結論となった。

ごく一般的な医療倫理の模擬カンファレンスをしかけられながら、結局は民医連の方針に話が落ち着いていったわけで、民医連職員としての経験がちゃんと蓄積されているなぁと安心した。

しかし、あとで考えてみると、それではやはり建前的すぎる、民医連の職員としては、「では自分が何をするべきか」というところまでに話が行かないとだめなのではないだろうか、と気づいた。

これは一例にすぎないわけだが、「認知症の母親+障害者の子」などの困難世帯を支える活動などを病院から出て医療生協の班の皆さんと一緒になって作り出し継続するというところまで進んで、初めて将来の民医連を発展させる職員になるのだろう。

医療生協の一つの班が自分たちの健康談義などで終わらず一つの社会活動を始め、その班と一緒に一人の病院職員もそれぞれ一つの社会活動を展開して、つなぎ合わせていけば民医連が社会を変えていく車輪の中心(ハブ)になることができるようになる。

民医連の職員が自分たちが現実で何をしようかという方向へは促しがないと進まない。

医療生協の班でもこのDVDを上映するとともに、その場に市の担当者を呼んで、班として参加できるボランティア活動などを紹介してもらい、職員もその一メンバーになる、先々は自立して班独自の支援活動を始める、というくらいの結論が出るとうれしいのだが。






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