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2013年1月16日 (水)

雑誌「世界」2013年 2月号からメモ

#1 羽場久美子「尖閣・竹島をめぐる『固有の領土』論の危うさ

○領土をめぐる日本の対処仕方
①周辺国との領土紛争と孤立化
②抗争領土の占拠ー「国有化」
③「固有の領土」、歴史的領土論
④一国だけとの軍事同盟
これらは、国際関係史的にとらえると、まさに戦争が始まってもおかしくない状況を示すものである。

○19世紀や20世紀に国家が押さえた領土を「固有の領土」ということはない。

(アメリカやオーストラリアには、「固有の領土」論は存在しない。もし存在させれば、白人始め移民は全員出ていかなければならない。)

○近代以降における「固有の領土」論は、国際政治史ではタブー
 
現在、日本と近隣諸国の間で起こっていることは、世界史、国際関係史で見た場合、あり得ないほどのタブーが犯され始め、戦争前夜の条件を整えつつあるのである。

○では解決はどこにあるか。いまであれば、双方の冷静な「政治意志」と判断で行える。
関係諸国が一堂に集まり、まずは「棚上げ」すなわち「現状維持」を確認することである。

○「固有の領土」は棚上げする。双方の漁場を認め生活圏を認める。資源は共同開発する。隣国ろ敵対せず孤立しない。ほとんど現状を変えることなく、平和と友好、経済発展を保つ。

◎いったい、日本は何の利益を求めて、近隣諸国と敵対し、「固有の領土」を主張しているのだろうか。
#2 宇野 裕 「ますます『福祉立国』しか選択肢がなくなった日本」
#3 棟居 快行「障害者への『合理的配慮』とはなにか」

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