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2012年12月 4日 (火)

県連の医療安全委員会でチームSTEPPSの学習会・・・その要素であるSBAR、CUSは有名になった・・・ブリーフィング・デブリーフィングは軍事用語・・・ハドルやハンド・オフなどアメフト用語も多い・・・米軍の新兵教育らしい切迫感はあるが組織の民主化は目標ではない

昨夜は民医連の県連医療安全委員会でチームSTEPPSの学習会。

チームが以下の4つの機能を備えれば、メンバーの「知識・態度・スキル」(KASといって医師研修のなかでの有名な目標だが、これを「メンタル・モデル」と呼ぶとのこと)の向上と共有が得られるし、組織全体としてはパフォーマンスの改善があるという話。

その4つの機能とは①リーダーシップ②状況把握③コミュニケーション④相互支援。

リーダーシップの中では、ブリーフィング(始業前の打ち合わせ)ハドル(困った時に集まって話し合う)ーデブリフィーング(終業時の反省)がだいじ。・・・・調べてみるとハドル huddleとはアメリカンフットボールの用語で「次のプレーを決めるフィールド内での作戦会議」のことでいかにもアメリカらしい。

状況把握には、リーダーとは別に常に全体をモニタリングする人を決めることが求められる。その時は、評価項目を決めて、だれがこの係になっても同じレベルの把握をすることがだいじ

コミュニケーションの中では、すっかり有名になったSBAR(状況ー背景ー考察ー提案の順にしゃべると伝わりやすいということ)と、気になることは2回言う「2回チャレンジルール」と、これも有名になりつつある CUS (気になることを ⅰ「何か気になる」 ⅱ「不安な感じ」 ⅲ「やばいよ(生死に関わるぞ!)」の3段階に分けて表現すること。特にⅲは はっきり言う)がだいじ。

 相互支援のなかでは、ハンド・オフ(定式化された申し送り)がだいじ。・・・ハンド オフ hand offもアメリカンフットボール用語。「クオーターバックが他のバックにボールを直接手渡すこと」


こうやって書くと洗練された感じがするが、もともとは米軍の新兵教育のツールである。

戦場で小隊(プラトーン platoon)のチームワークがなければ敵に殺されるので真剣さ、切迫感はびんびんと伝わってくる。

しかし、メンバー同士の平等・民主主義や、個性の尊重などはそぎ落としたもので、民医連の民主的集団医療という理念とどこまで共存できるかはまだよく見えない。

理念を欠いた相互尊重を説いた「Fish!哲学」と対になる、それと相互補完的なもののような気がする。

*英単語の勉強
◎ debrief: 帰還した兵士・飛行士・外交官などに〉任務の結果を尋ねる, 報告を聞く
◎ briefing:(口頭での)戦闘概況, 戦況要約
いずれも軍隊用語である。
*私たちの生活の中の旧日本軍軍用語
◎ねっぱつ 熱発: 発熱すること

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