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2012年12月24日 (月)

12月22日に早起きして東京に日帰り出張し、民医連診療所の将来を考える・・・年間に50回くらいJALを利用しているので、JALの経営に随分貢献してしまった。その費用に見合うものを生み出しえたかどうかは心もとない

12月22日に早起きして東京に日帰り出張したことを記録しておこう。

金曜の晩が当直でほとんど眠れなかったのに続いて、土曜は法人理事会で気合を入れて総選挙後の情勢について報告し、さらに危機管理について強い調子で発言したので、夜は寝付きにくく、朝はとりわけ眠い。

飛行機の中では熟睡して、羽田に着いた時自分がどこにいるかわからず、ごく短時間譫妄に陥った。

出張の目的は診療所委員会である。

診療所の強化なくして民医連の強化、日本の医療の前進がありうるのか、というのが隠れた主題である。

僕としては、同じ診療所の対医師会、保険医協会への働きかけが鍵だと思うがそういう方向に議論が結ぶかどうか。地域包括ケア、それを下支えする総合医のあり方はこの層が広くて立ち上がらないと前進しようがない。

また、診療所の医師として、「総合医+サブ専門医」がやはり僕たちのスタイルであり、現在厚労省で議論されている「19番目の専門医としての総合医」には納まりきらない。その制度化に対応するだけではだめで、「総合医+サブ専門医」の確立した後期研修プログラム各種の制度化を主張すべきである。

また、診療所が地域住民の健康づくりに役立つ、すなわち、ヘルス・プロモーティング・クリニックになるには、組織者としても働くMSWなどの専任配置が必要で、それを可能にする診療報酬改定などが要求課題になるだろう。
個別課題でいえば認知症対応、FEC(食料、エネルギー、ケア)自給権の一端を担う診療所であることも心が奮い立つ課題でもある。
ところで、この出張は今年の飛行機の乗り収めでもあった。数えてみれば1年間に50回くらい利用しているので、JALの経営に随分貢献してしまったことになる。その費用に見合うものを生み出しえたかどうかは心もとない。

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