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2012年11月 6日 (火)

地域連携における大病院主義、大国主義

≪以下に使用されている病院名,医院名は架空のものであり、実在の病院とは無関係である≫


今日、宇部興産病院から2通の紹介状を持って突然に山口生協病院の私の一般外来に受診した患者さんがいた。

一通は神経難病、もう一通は長期のインスリン治療に関するものだった。
転院の理由は、大腸内視鏡検査計画に関わる同病院消化器科とのトラブルだった。

こういう場合に、事前に何の連絡もなく、紹介状だけで転院できると考えていることに私は呆れてしまった。

宇部興産病院の地域連携室の機能不全である。荒廃と言っていいだろう。

しかし、宇部興産病院だって、山口大学病院に紹介する時はきちんと地域連携室同士で連絡しあうだろう。

ここにあるのは大病院と小病院間の力関係であり、言ってみれば大病院の「大国主義」である。 その被害者は患者に他ならない。

翻って、山口生協病院で働く私たちにも大国主義はないだろうか。

和尚泌尿器科医院に前立腺がん疑いの患者を紹介するとき、あらかじめ同医院に
「そういう患者さんを紹介したが、いつ受診するのが一番都合がいいか」
を尋ねる電話をしてほしいと私は当院の地域連携室に頼んだが、

「そんなものはいらない、開業医なのだから患者は好きな時にただ行けばいい、しかし医者が言うなら電話しておきます」
という反応だったと聞いた。

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