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2012年11月17日 (土)

難民refugeeとディアスポラの違い

福島第一原発4、5、6号基の立地自治体である福島県双葉町の町民6400人は、全員が故郷を離れて全国各地に離散している。

その人たちの健診が民医連に依頼されきたので、そういう状態に置かれていることを今まで以上に、恥ずかしいことだが本当はほぼ初めて、自分に引きつけて考えることとなった。

そういう時に僕の悪い癖に属するが、彼らの状態を一般的に何と呼ぶのかと、言葉に関心が傾いてしまう。

そこで、よく知られているディアスポラという言葉が浮かんできた。

しかし、ウイキペディアで見ると以下のような記述がある。

「ディアスポラ(διασπορά、英:Diaspora, diaspora、ヘブライ語: גלות‎)とは、(植物の種などの)「撒き散らされたもの」という意味のギリシャ語に由来する言葉で、元の国家や民族の居住地を離れて暮らす国民や民族の集団ないしコミュニティ、またはそのように離散すること自体を指す。

難民とディアスポラの違いは、前者が元の居住地に帰還する可能性を含んでいるのに対し、後者は離散先での永住と定着を示唆している点にある。

歴史的な由来から、英単語としては、民族等を指定せず大文字から単に Diaspora と書く場合は特にイスラエル・パレスチナの外で離散して暮らすユダヤ人集団のことを指し、小文字から diaspora と書く場合は他の国民や民族を含めた一般の離散定住集団を意味する[1]。

よく知られる例ではギリシャ人、フェニキア人、アルメニア人、華人などの本国外に居住する該当集団をディアスポラと呼ぶことがある。

また、近代奴隷制によって新大陸に連れてこられたアフリカ人の子孫に用いられることもある。最近では、混乱によって国外に亡命したツチ族ルワンダ人や、ソマリアを逃れたソマリ人集団などについても用いられることがある。」

ディアスポラとなるのか難民refugeeとなるのかは今後の経過の中で決まってくるのである。本質的な話ではないが、こういう方向からしか僕は考えられないのである。

*さらに、高度成長期、全国の農村から引き剥がされて大都市圏に集められ、そこで下層労働者となった人々もディアスポラと言えるかもしれない。

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