東京都美術館「メトロポリタン美術館展」
11月2、3、4日と続いた出張が終わったので、この前行きそびれたリニューアル後の東京都美術館に行った。
秋晴れの上野公園を歩いて行くのは気持ちがよい。
今回の企画展、「メトロポリタン美術館展」は工芸品が多くて、そういうものが好きな人は嬉しいだろう。
ティファニーのガラス細工もうっとりさせるようなものだった。映画でも有名なティファニーの創設者の父だったか?
僕個人はレンブラントの肖像画「フローラ」の前にしばらく立っていた。1年前、妻サスキアを乳癌で喪ったレンブラントががその記憶を重ねた儚げな女性像だった。
ゴッホの「糸杉」は、日本初公開で、坂本龍一のオリジナルテーマ曲付き。ああ、ゴッホだなと思ったという程度。
セザンヌのマルセイユ湾と山と町を描いた一点は、いつものように、透明な空気と幸福感を感じさせるよいものだった。
初期の風景写真作品を集めた展示も新鮮な気がした。
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