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2012年6月 9日 (土)

高速増殖炉「もんじゅ」事故は設計段階の権威勾配が原因・・・加藤尚武「災害論」世界思想社2011年を読みながら #2

高速増殖炉「もんじゅ」は1995年12月に第一回目の事故、冷却材として用いられているナトリウムが炉外に噴出して火災となるという事件を起こしている。

原因は、高速で流れるナトリウムに差し込まれた温度計の根元が割れて、炉に穴が開いてナトリウムが外に流れ出したという、核分裂とは無関係の、付属装置の初歩的ミスだった。

すでに製作時点で、現場では温度計配管の無理に気付いて、根元が振動に耐えられず割れてしまうことは懸念されていた。

そこで、加藤尚武氏は間違いに気づいた現場の声が聖域にいる注文主に届かない権威勾配の急峻さを指摘している。

医療でも、原発でも事故の原因は本質的に共通しているように思える。

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