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2012年6月14日 (木)

自衛隊は軍だと防衛相がいっていいのか

今朝の朝日新聞を読んで驚いた。

防衛相 森本敏は、イタリアの国防相(海軍大将でもある)と会談して「ともに軍に奉職したものが国防大臣になったという共通点に共感を覚える」と発言している。

森本が航空自衛官だったことは知られているが、航空自衛隊は政府見解でも絶対に軍ではないだろう。

自衛隊が紛れもなく軍隊だ、と僕たちが主張するのはその憲法違反を指摘するためだが、政府は一度だって自衛隊が憲法違反の軍隊だと認めたことはない。

ここに至って、森本は堂々と、自衛隊を軍だと言い始めたわけである。

こういうものを防衛相にしておくわけには行かない。


*自衛隊が外交上、他国の軍と照応するものとして取り扱われているのは、すでに既成事実だが、それを利用して、自衛隊=軍と認識を拡大させようとしているのは、石原も森本も同等で、それは仕方がないと看過するのは我々の鈍感としか言えない。

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