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2012年6月28日 (木)

健康を強化する・・・自律と社会参加を支援すること以外でにはない

僕の家に配達された昨日のしんぶん赤旗に地域の共産党の活動を知らせる小ニュースが折り込まれていた。

その中で、「ああこれはあの人のことだ」とわかったことがある。

数ヶ月前、吐血で救急搬入され、僕が緊急内視鏡で食道静脈瘤の結紮術をした人だ。

止血は成功したが、進行肝癌がすぐに見つかったので、大きな病院に転院することになった。

その人が、その大病院で、自ら検査・治療を受けながら、同じ入院患者の生活相談にあずかって大いに意気軒高だというのだ。

もちろん、客観的には、この人は重病であり、余命も長くない。

それでも、その部分以外では、この人は自律し社会参加している。仲間の援助もある。

すなわちこの部分では健康なのだ。

社会的排除がないなど、健康の社会的決定要因がプラスに働いていることを健康といってよいのだろう。

その健康さと、病気の綱引きがこの人の余生なのだ。

患者中心の医療PCMの六つのコンポーネントの中の、「予防と健康増進に結びつける」という項目は、こういう健康さに注目し、最大限のサポートを行うということである。

末期ガン患者に禁酒と禁煙を誓わせることではない。

医療を含め、患者のケアは、結局QOL人生の質の改善を目標とするものであり、そのQOLを構成するものは、健康の社会的決定要因以外のものではないのである。


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