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2012年5月29日 (火)

民医連の諸理念と世界の医療の新しい枠組みとの一致点

民医連が実践の中で生んできた医療理念はやや断片的に過ぎ、まだ十分に体系化されているとは言い難いが、それでも、その一つ一つに世界の医学や社会学の中で注目される概念との対応が見られ、しかもいずれも民医連の方が先行している。

なかでも、健康の社会的決定要因についてそれが定式化されるはるか以前に「生活と労働の視点」を唱えていた点は光る。

1 「医療は患者と医療従事者の共同の営みである」

→患者中心の医療(PCM)の六つのコンポーネントの中核 =その3「患者と医師の共通基盤を形成する」

2 「疾患を生活と労働の視点で捉える」

→健康の社会的決定要因SDHをコントロールすることこそ、ヘルス・プロモーションの中心である

3 「その人らしく生きることを援助する」

→治療よりQOLを重視するケアの姿勢の変革

4 「安心して住み続けられるまちづくり」

→ヘルス・プロモーティング・ホスピタルHPHの世界的広がり

5 「無料低額診療」

→レベッカ・ソルニット「災害ユートピア」論への共感の広がり

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