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2012年4月19日 (木)

飛行機の中で考えたこと

その時から僕には日常がなくなった。そこには、僕の危機的な日々、あるいは綱渡りの晩年だけが残った。

考えてみれば、東日本大震災があったあと、日本に住む人々に本当の日常はなくなったはずである。
日常という、もはや失われた衣を纏った、持続的な災害がそこには広がっている。

だが、問題はその後だ。日常がなくなったというのは客観的なことにすぎない。それだけでは当人には自覚されないままでありうる。
ある時、自らの意思で日常を捨てようと決めなくてはならない。

深みに潜るというのはそのことである。
例えば以前の僕には奇人としか見えない人が生きていたのはそういう深みだった。

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