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2011年11月20日 (日)

「正義」と憲法の関係、印南氏への一定の共感と、奥平康弘さんの九条の会での発言『人間の共同体の根幹から来る「正義」の実現こそが人間の生きがいだ』

民医連で「新しい福祉国家」「生存権の発展形としての健康権」などについて議論しているが、僕自身はそれらと憲法との関係という論議だけでなく、もう一段深く進んで「正義」論のレベルでも議論しないといけないと思っていて、そのような発言もしているのだが、まだ僕と同じ意見を言う人はいない。

むしろ、僕たちと全く反対の立場にいて「社会的生命権」を唱えている印南一路氏(慶応大学)が、憲法議論だけでなく「世界の正義論」から自説を検討する章をその著書に設けて、センやロールズを積極的に論じているのは、立場は違っても共感するし、励まされる。

ところで、今日のしんぶん「赤旗」をみると、「九条の会全国交流集会」での大江健三郎さん、澤地久恵さん、奥平康弘さんの挨拶が掲載されている。

奥平さんの発言はいつものように分かりにくい(いつものように早口かつ饒舌だったかどうかは新聞では分からない)が、「正義」と憲法の関係については明確に述べている。若干、僕流に変えて記録しておく。

9条だけでなく、13条(幸福追求権)や25条(生存権)からよく考えてみないといけないのが「正義」の問題です。

単に政治的なものでなく、人間の共同体の根幹から来る「正義」の実現こそが人間の生きがいだ。

そして「正義」を現実に結び付ける手続きが憲法なのだ。

それが3.11でようやく分かってきたとき、いままた憲法審査会から亡霊のように憲法改正のたくらみが現れてきた。

ひとつここでふんどしを締めなおそうではないか。

これではふんどしを使っている人だけが奥平さんから期待されていることになり、会場にはそうでもない人がたくさんいただろうから、若干、ジェンダーに関わっても問題がある発言だが、僕が考えていることにぴったりなので、大いに勇気を与えられた。

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