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2011年11月18日 (金)

医師の岐路

社会保障切り捨ての道具である厚生労働省のいう地域包括ケアでなく、社会の価値観が治療優先からQOL重視に変わったことを意味するという、猪飼周平君のいう地域包括ケアの意味でいうのだが、地域包括ケアの時代を迎えて、医師は 深刻な 岐路に立っているといえる。

病院治療に逃げ帰ってとじこもるか、新しい時代の役割をにない取るのかということである。

介護保険で第一段階の医師はずしが行われ、厚生労働省の地域包括ケアで第2段階の医師はずしが行われようとしている時、急性期病院で働く専門家へと医師への政策誘導は明らかだが、そこで医師が病院医療に逃げ帰れば、地域にはプライマリケアはなくなり医療難民があふれるのである。

そのとき逆流の中に立って地域を守ろうとする医師を支えるのが健康権を担う者という自覚なのだ。

健康権の問題で忘れてはならないのは、規制改革会議が、公的医療保険について「最低限の医療保障」でいい*と公言していることである。ここには25条の最低限保障の言葉が悪用されている。「到達可能な最高水準の医療保障」を健康権の内容として確立することの必要性は、机の上の議論ではなく、情勢と正面から渡り合って生まれてもいるのである。

*このブログの7月18日の記事:山岡淳一郎「医療のこともっと知ってほしい」岩波ジュニア新書2009

規制改革会議が「必要最低限の医療だけを公的医療保険で カバーし、それ以外は自由診療で」と提唱している(172ページ) 。参照

さらに、やや古いが以下の記事なども参考になる。

http://www8.cao.go.jp/kisei/giji/005/gaiyo.html

第5回総合規制改革会議 議事概要. 日時 平成13年7月17日 

医療分野 医療ワーキングループ主査より説明。

現在の医療の問題は、保険制度であり、これを健全なものとして守るために、単純化して言えば、出来高払いを野放図に容認できないこと。DRG-PPS等、出来高払いに変わるリーズナブルなシステムの導入が必要である。そのシステム構築のためには、医療の標準化、EBMが必要で、カルテ・レセプトの電算化がそのインフラとなること。社会保障は必要最低限で、それを超えるものは個人の自己責任で、と切り分ける必要がある。

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