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2011年10月14日 (金)

生涯最悪の生理的現象

これまでの人生で最も辛い日々が経過しているが、昨日のことはなんと言ったらいいのだろう。

すでに現場復帰したというので遠慮会釈なく急に重症患者が増えて余裕がなくなったうえに、経営問題でトラブル。トイレに行くことも忘れていたのだろうか。

強い便意が生じるのに排便できない。こんなことは記憶にない。半日、トイレに何度も通ったあと、座薬を使うしかないと判断。しかし上手く挿入できない。仕方なく看護師さんに浣腸を頼む。それでも効果なし。プラスチック手袋と麻酔ゼリーを持って自宅に帰る。

自分で摘便するしかない。思い出したくもないことだが、その後下痢になって深夜2時ごろようやく普通の状態に戻った。この間、なんと尿閉にもなっていた。同じ家の中にいる息子から「健闘を祈る」というメールをもらったのが唯一の励ましだった。

それから6時に起きて何事もなかったように東京に出発した。

物の本によると僕のような立場になると1年余りで死亡することが多いらしいが、それは高齢者のことと思っていた。しかし、昨日のようなことがあると、それもまんざら嘘ではないのかも、という気がしてくる。ただし、昨日のような状態で死ぬのはいやだなぁ。

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