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2011年8月 1日 (月)

2011年7月最後の週末 新潟豪雨、 児玉龍彦質問 、日本母親大会&川本隆史白熱教室in 広島、甥の変貌、池田正行「ドクターG」出演に関連して私のブログ記事再録

関心が四方八方に分散して我ながら訳の分からない週末を過ごした。

順不同で記録しておこう。

○以前、新潟市近辺(新津市)にある下越病院の院長をしている五十嵐君に、環境保護論者の間で流行しているリバー・ネームというものがあるらしい(これは川本君から教えてもらった話)が、君の場合はどうなるのかと聞いたら「僕の場合は 五十嵐(いらし)・五十嵐川(いらしがわ)・修」になります」と笑っていたのだが、TVを見ると、その五十嵐川が氾濫していた。30万人に避難勧告が出ている豪雨である。

五十嵐君は大丈夫でやっているのだろうか。

○土曜日の生協法人理事会での理事長挨拶の資料集めをしていたら、7月27日衆議院厚生労働委員会で、児玉龍彦東大医学部教授が激しく叫びながら証言している動画を見つけた。要するに広島型原爆20個分の死の灰が福島周辺に飛散したのだ、しかもそれは原爆より100倍くらい残りやすく長く影響する、したがって、見込まれる内部被曝被害者は広島の20倍どころではない、8000億円かかった神通川カドミウム除洗の1000倍程度の事業になるが、ともかくそれにならってすぐに福島の除洗に取り掛かれと彼は言っている。

経済学者の金子勝と中高の同級生で共著もあり、社会民主党からの推薦のようである。

党派を問わず、勇気ある発言を尊重するという立場でhttp://www.youtube.com/watch?v=eubj2tmb86Mを理事会で視聴した。

○日曜日、日本母親大会in広島の2日目の医療問題分散会の助言者を引き受けていたので、6時に起きだして広島に向かう。

(広島駅から会場までのタクシーで通りかかった広島城に天守閣とは別に新しい櫓が作られているのを知る。なにか復古主義が動き出しているのだろうか)

8500人も参加している一大イベントである。この日は吉永小百合さんの朗読会の分科会もあり、私の分科会は当然人気がない。しかし200人くらいは集まって、それぞれが、医療保障改善運動に人一倍熱心な中高年齢者ばかりである。司会の保団連事務局の人、福島生協病院のMSWの人ともども苦労する。

○午後3時にそれが終わると、迎えに来てくれた妹の車で父が入院している北広島町の豊平病院に行く。

車中、川本隆史氏の「白熱教室」@広島 後編が今夕放送されるはずだという話をしていると、妹の長男、すなわち、僕の甥が、それに応募して当選し、前編の放送時にまっ先に立ち上がって質問したのが放映もされたのだという。

そういえば、僕もそれを見ていて、その質問者の声に覚えがあったので、あの青年は彼ではないのかと僕も思ったのだ。しかし、あまりの肥りように、「東京で就職もしている彼が広島にいるはずもない」と思って否定したのだった。

「結婚したら、急に肥り始めて。その代りお嫁さんは段々痩せている」と妹。

伯父からも見間違われるほど肥ってどうするのだ。ソクラテスを目指しているのかもしれない、体型だけ。「川本さんもそうなのでは?」という声もあり。

○一人暮らしの父が心細く入院しているのを見舞って広島駅に帰る。白熱教室後編は見ることができなかった。

○池田正行さんがNHKの「ドクターG」に出演していたので、改めて2010年6月に自分が書いたブログ記事を読みなおしてみた。自分でいうのも変だが、それなりに大事なことを書いていたので、記憶のため、ここに再録しておくことにした。

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若い医師には「マッシー池田」のほうが通りが良い、池田正行・長崎大学医学部教授は、総合診療、神経内科、医薬品効果判定などの多様な領域で抜群の才能を見せている異色の医師である。 彼のブログも最もよく読まれる医療ブログの一つに数えられる。→http://square.umin.ac.jp/massie-tmd/ 山口県保険医協会地域医療部では、6月5日・6日、それぞれ山口市・宇部市で池田先生の「公演」をお願いした。 一昨年は、名古屋第二日赤の野口善令先生、昨年は藤田保健衛生大学の山中克郎先生を招いた企画の続きである。 このお二人が、診断推論に「重大性」と「頻度」の2軸を導入して、どう系統的にそれぞれの軸上にある疾患を想起して、合理的・効率的に鑑別診断していくかを詳しく論じたのに対して、池田先生は、それはやや生物医学的なコンテンツに傾きすぎるという批判も内包して別の軸を提唱した。 それは物語による診断の軸であり、また医師―患者関係の軸であり、さらに患者の置かれた社会という軸だった。それらの軸の大半は「問診」という領域の中にある。身体診察の一部も、「非言語的問診」という位置づけが可能だ。 だから池田先生はただ問診が大切だと言ったのではなかった。問診の中でそれぞれの軸を意識するようにと言ったのである。 そして、物語の軸のキーワードは、神経内科では「患者さんの日常生活の中で何が困るか」である。それを具体的な一軒の家を思い浮かべて、玄関で、居間で、台所で、トイレで、風呂で、寝室で、それぞれ何が困るかをききだすように勧めた。疾患の知識がなくてもそれを正確に記録することができ、専門家にそれを読ませれば診断はつくのだ。たとえば、パーキンソン病の初期の人が頭を洗う時、健全な側の腕を反対側の頭に伸ばして洗わなければならないので、結構困るのである。 患者―医師関係の軸は、両者の「共同」に尽きるが、まず医師のほうに「患者に教えてもらう、助けてもらう」という自覚がぜひとも必要である。そして、患者は医師に経験を伝えることで、実は大変な社会的貢献をしていることを自覚できるとよい。「病気をして、医師にいろんなことを教えることは自分の人生の減価償却(医師を通じて社会の中に内部留保を積み上げること)だ」と考えることができれば、患者―医師関係も良くなるはずである。 もう一つ、社会的な軸も無視しない。生物医学的な必要、不必要で物事を決めてはいけない。CTをとってもらわなければ納得できない患者の娘がいれば、検査の限界性を説明しながらとればいいのである。それによって患者を取り巻く重要な情報が得られるかもしれない。 こうして、診断推論の学習に新しい次元が追加された。 ただし診療にすぐに役立つ知識を求めてこられた先生には若干不満が残ったかもしれない。池田先生の頭の中には神経内科の名人技のコツが充満しているのは分かりきっているからなおさらのことだ。 しかし、「公演」の始まりのところで池田先生は言った。 ある時の師の振舞いはただの偶然でメッセージとしての情報は0かもしれない。しかし、それによって弟子の中に何かが触発されたとすれば、教育は立派に成立しているのだ。「伝えたいのは、コンテンツでなく考えるマナーです」。 時間が経てば経つほどよい公演だったと思えてくる。  *診断とは、病名を当てるゲームでなく、どういう治療をするかという方向性の指示をえることなのである。

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コメント

川本先生をTVで拝見してびっくり!!
跡見学園女子大学のゼミでお世話になりました。
27年も前です。
先生は、お変わりなくすぐに、わかりました。
しゃべり方や腕を組む仕草は、当時のままでした。
ご活躍うれしいです。(^_-)-☆

投稿: 花:花 | 2011年8月 1日 (月) 13時45分

どうご返事していいか分かりませんが
コメントありがとうございました。

川本先生にもお伝えしておきます。

投稿: 野田浩夫 | 2011年8月 1日 (月) 15時50分

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