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2011年3月 1日 (火)

「たかが」上部消化管内視鏡検査でもタイムアウトによる確認はした方が良い

胃内視鏡検査ほど気軽にオーダーされる検査はない。

初診の患者なら、外来医がもっとよく考えて、自分である程度の診断にこぎつけたところで、それを確認するだけだ、というつもりでオーダーしてもいいのではないか。

胃内視鏡も粗末に行われると安全ではない。その粗末というのは内視鏡担当医の手技がということではない。

抗血小板剤や抗凝固薬の休薬が可能なのかどうか、病状として可能としてもきちんと休薬が実行されるのかどうか、内視鏡の日の朝食絶食は危険ではないか、などなど事前に点検すべきことを挙げればきりがない。

それに、私の記銘力低下のため、胃内視鏡下の生検をする直前に、ちゃんとカルテも見て内視鏡を始めたはずなのに「はて、抗血小板剤は休薬してあったかな」ともう一度確かめたりすることが多くなったので、ここは事前に声を出してチームで確認することが必要だと気づいた。

要は、内視鏡挿入時に、検査準備のタイムアウトをとって、手術に準じた確認をチームで行いたい、ということである。
それは、内視鏡検査申込伝票の読み上げで良い。

Nrs
「○○さん △△歳の上部消化管内視鏡を始めます。
申込医師は□□医師で、検査目的は『体重減少精査』です。

抗血小板剤を使用しており、休薬はなされていないので生検はおこないません」

Dr「そうですか、では私がそれを失念して生検しようとしたら『それはダメ』と声をかけて下さい」

Pt「ちょっと待って、私は○○じゃないでぇ!!」

舞台は混乱に陥って、幕。

そうか、忘年会の出し物の脚本ではなかったか・・・。

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