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2010年12月 8日 (水)

大分・日出生台(ひじゅうだい)で空挺部隊による演習・・・10月3日のブログを読み返す・・・日本の社会は戦後最高の軍事色に染まっている。今こそ勇気が必要だ

12月7日のしんぶん赤旗報道によると、大分県の陸上自衛隊日出生台(ひじゅうだい)演習場で6日、パラシュートを使った降下訓練が実施された、とのことである。

降下訓練を実施したのは中央即応集団の第1空挺団(千葉県船橋市)。 この「実動演習」は島しょ防衛を任務とする西部方面普通科連隊(長崎県佐世保市)と、中央即応集団、航空自衛隊などが「協同」する大規模演習である。

しかし、陸自側は、日程的に重なる日米共同演習との関係を否定している。本当か?

私は、このブログの10月3日の記事を改めて読み返さざるをえない。

そこにはこう書いている。

『今朝の報道(産経新聞記事)によると、11月のオバマ米大統領の来日直後から、米海軍と海上自衛隊を中心に、「尖閣奪還作戦」のため大規模な統合演習を実施することが明らかになった 、とのことである。

 中国軍が尖閣諸島を不法占拠したときどうするか。

「 第1段階では、あらゆる外交上の応酬を想定しながら、日米両軍で制空権、制海権を瞬時に確保後、尖閣諸島を包囲し中国軍の上陸部隊の補給路を断ち、兵糧攻めにする。

 第2段階は、圧倒的な航空戦力と海上戦力を背景に、日米両軍の援護射撃を受けながら、陸上自衛隊の空挺(くうてい)部隊が尖閣諸島に降下し、投降しない中国軍を殲滅(せんめつ)する。」

・・・・・演習は大分・日出生台(ひじゅうだい)演習場を尖閣諸島に見立てて実施する、としている。』

この記事には地元の方からのコメントも頂いていたが、11月には行われず、一時期ニセ報道だった可能性も考えてコメントへのご返事もしなかった。しかし、この経過をみると、10月3日の産経新聞報道が正しかったことが分かる。

さすがに日米合同演習という形式はとれなかったが、まったく同時期に、かって報道されたような演習をしたのだから、目的は報道通りに、すなわち中国が尖閣諸島を占領したとき、日本のパラシュート部隊が降下して、中国部隊をせん滅するということである。

いま、中国と北朝鮮のおかげもあって、日本社会は戦後最高の軍事色を帯びた。

日本にアメリカ軍基地はいらないというと、ご近所様から直ちに白眼視され、ごみステーションの利用も拒否されそうな雰囲気になってきた。アメリカの原子力空母ジョージ・ワシントンやイージス艦も日本を守る頼もしいものとしてNHK-TVなどに登場している。

69年前の1941年12月8日朝、開戦の臨時ニュースに沸き立つ日本の街や村で、公然とこの戦争には反対だというのと同じ勇気が、今の私たちには求められているのだろう。

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コメント

憲法9条を厳格に守るなら、尖閣諸島や竹島を失うのはやむを得ないでしょう。と言うのが「非国民」でしょうか。

投稿: 豊後各駅停車 | 2010年12月11日 (土) 12時49分

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