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2010年10月21日 (木)

伯母の電話、最近見たTVやDVD「うちは一人じゃない」「ウェディング・ベルを鳴らせ」「キャプテン アブ・ラーイド」「カティンの森」

午後八時過ぎに、広島の山間部に一人で住む91歳の伯母から電話がある。持病の腰部脊椎管狭窄症が治らないので辛いという話である。こちらはまだ仕事中なので、あわただしく話して電話を切る。そのあと、この時刻は伯母の生活からすれば奇妙な時刻だと気づく。ひょっとしたら、伯母の最後の声を聞く電話だったのかもしれない、と思い始める。その不安な予感めいた感じがいつまでも続く。そうして僕の周りにある人間と人間の関係は哀しいものばかりで、その責めは全部自分にあったと思えてくる。

ところで、昨夜はNHK総合の深夜放送で「うちは一人じゃない」という番組を寝る前に見ていた。長崎県大村市にある被虐待児の保護施設に取材したドキュメンタリーである。なんとか大検をとって大学に行くことのできた女の子の一人暮らしの始まりを描くところで終わるのだが、サバイバーとしての若者たちの姿に胸が塞がるなかで眠りがきた。

ついでに、最近面白かったものを備忘のために列挙しておこう。

①エミール・クストリッツァ監督の映画「ウェディング・ベルを鳴らせ」2007年。「アンダーグラウンド」までではないがハチャメチャの面白さがある。現在のセルビアの政治状況の何らかの反映はあるのだろうが、どこまでリアルかは私たちには分からない。(DVD)

②「キャプテン アブ・ラーイド」2007年のヨルダン映画(NHK BS-2)

空港清掃という下積みの生活をしながら一人静かに読書している初老の男性が偶然のことから貧しい子供たちに関わり、その救済のために命を失ってしまう話。

③ アンジェイ・ワイダ「カティンの森」2007

岩波ホールで上映していたのを見逃したがDVDで見ることができた。スターリンのソ連軍に虐殺された将校団は、ポーランドの知性を集めた集団で、だからこそスターリンの標的になったことが説明されている。

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