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2010年9月26日 (日)

渡辺 治さんに会った

渡辺 治さんは有名な政治学者で、日本の左翼は彼の政治情勢分析に特別の注目を続けている。民医連でも数回お話を聞いた。

その渡辺さんが、9月24日宇部九条の会で講演されたが、世話役の荒木さんの配慮で、講演前の1時間、食事を一緒にさせていただいた。私自身は、その日、医療生協の理事会があって講演を聞けなかったからである。

直接会うと、思ったよりも小柄で童顔の若々しい人だった。実は、荒木さんには申し訳ないのだが、年齢が比較的近い有名な学者と2,3人で話をするのは気おくれがして直前まで行きたくないなどと思っていたのだ。これが加藤周一さんや真田 是さんのようにずっと年上の人であれば私としては気が楽なのである。しかし、実際にはすごく話しやすい人だったので、やはり物おじしていてはだめだとあとで思った次第である。まぁ、60歳も近いおじさんの感想ではないが。

話の内容をここで書くのは渡辺さんの了解も得ていないので控えるが、最近講演に行った沖縄の子どもの貧困さに心を痛められたいた様子は印象に残った。基地被害闘争の重荷の中で、社会保障運動も弱く、特別心配な状態だと渡辺さんは言っていた。

話の周辺の話題として、中国政府と中国共産党の尖閣諸島問題での態度について、ベトナム政府も日本政府の毅然たる態度に期待していたはずだと渡辺さんは言った。実際に、中国に道理のない軍事攻撃を受けている国だから、いまや旧ソ連と同じようになってしまった中国が変わることへの期待は強いのである。そのベトナムも、タイやカンボジアには軍事的脅威と感じられているのですが。

柄谷行人は、読む価値がないとは言えないが、粗い雑な議論をする人だと思われているようだった。むしろ、佐伯啓思や西部 邁(にしべ すすむ)らのアメリカのイラク戦争に反対する姿勢を評価して、コミュニタリアンたる彼らの意見からくみ取るところがあるという話だったので興味が湧いてきた。

お聞きした話を、直後の医療生協理事会での理事長挨拶で紹介して自慢そうにしたのは当然のことである。

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