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2009年8月 3日 (月)

アスベスト、内部被爆、佐藤信二・・・そうだったのか!3題

ここ最近の新聞で驚いた記事が三つもあったので記録しておくことにした。

①7月28日の毎日新聞、31日のしんぶん赤旗

アスベストが肺がんを起こす仕組みを岡山大の研究チームが解明した。

石綿は肺内でマクロファージに貪食され、鉄を含んだフェリチンという蛋白で蔽われる。これが石綿小体あるいは含鉄小体というものである。問題はこのフェリチンは大気中などにある放射性物質ラジウムを集めて蓄積させ、がんを引き起こす。

6人の中皮腫患者のフェリチンからバリウム、鉛、カドミウムなどの重金属が検出された。中でもラジウムは海水中の100万~1000万倍に相当する高濃度だった。肺がん患者6人でも同様の傾向がみられた。
 
研究チームは、高濃度のラジウムが出す放射線で強力な内部被ばくが起き、肺組織の遺伝子を損傷させてがんを発生させると結論付けた。研究チームの岡部和倫(かずのり)・国立病院機構山口宇部医療センター呼吸器外科医長は「肺のラジウム蓄積量を調べる技術や、肺のフェリチンを溶かす薬剤を開発できれば、早期診断や治療につながる」と話している。

②8月2日の日経新聞、 6月26日のNHK

長崎大学の七條和子助教らの研究グループは、原爆投下直後に死亡した7人の被爆者について、大学に保管されていた組織を特殊な方法で撮影した。

その結果、被爆から60年余りが過ぎた現在も、骨や腎臓などの細胞の中から放射線が出続けている様子をとらえることに世界で初めて成功した。さらに放射線の分析から、この成分が長崎原爆の原料のプルトニウムであることも確認された。

今回の成果は、死の灰、黒い雨などによる「内部被ばく」がどのように周囲の組織を傷つけ、健康に影響を及ぼすのかを解明する手がかりになるものと期待される。七條助教は「従来の被ばくの影響の研究は、外部被ばくが中心であり、研究が進んでいるが、内部被ばくの観点から、あらためて影響を調べる必要がある。内部被ばくは、長い時間をかけて影響を与え続けるおそれがあり、その仕組みを解明する糸口になることを期待している」と話している。

③8月2日 しんぶん赤旗日曜版

佐藤栄作元首相の長男、安倍晋三の母親のいとこ、山口2区選出の元代議士、元運輸大臣、通産大臣の佐藤信二氏が赤旗に登場して、平和への思いを語っている。

東京と大阪の大空襲に連続的に遭遇して、今でも花火見物ができないくらい恐怖感が残っていることや、戦災で死亡した遺族への国家補償を求めて苦しい闘いを続けていること、郵政民営化法案議決に棄権した後、政治家を引退したことなどを話している。

第一線から引退して初めて明らかになるその人の本音。人間の複雑さに改めて目を見開かされるものがある。

赤旗、読むべし。

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