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2009年6月 9日 (火)

宿題と当直で身動きとれず

6月6日土曜日は日直だった。それが何とか終わった夕方、宮城県塩釜市からK先生到着。翌、日曜に開く職員研修会での講演を依頼したのだ。魚を食べに行く。つい日本酒を飲みすぎて、夜は気持悪く寝る。

7日日曜。講演は急性期医療に吹き荒れている「DPC」の話である。DPCに参入しようがすまいが、地域医療全体が甚大な影響を受けているので避けて通れないと考えて選んだテーマである。2時間半ではとても足りない。参加したみんなが自発的に勉強し、議論を続けてくれることを期待しながら、K先生を空港に送った。

その後は宿題になっている原稿が4つくらいはあることを確認し、何とかととりかかる。急ぎは、キューバ医療視察記録の出版に関わるもので、1800字の短い文章である。短いが、「社会疫学とキューバ」というテーマで、どこにも手本はない。貧しい思考が浮かび上がるような、重い筆運びになる。

8日当直。夜間の救急車3台ほか直接来院数名。別に大変ではないが、血液検査やX線、超音波、何もかも一人でやるので、これだけでも眠る時間はない。これがしょぼい救急病院の実態である。

手待ち時間に、「1万字で社会疫学入門」という宿題に取り掛かり始める。やはり、貧困と健康、という話になるので、湯浅 誠の岩波新書「反貧困」の引用からはじめる。

気づくと、「はじめに」だけで4000字書いていた。全体が1万字だからこれはまずい。今夜はもう書かないと決める。それから、当直室の隣のバスルームで入浴すると、ふと意識を失いそうになる。老人でなくても入浴中の事故は多いのだ。

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