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2009年1月29日 (木)

最低限のソーシャル・キャピタル調査

ソーシャル・キャピタルとは、ある人が社会に持っている、あるいは社会がある人に与えられる援助資源=資本のことである。

今日は、受診してきた慢性疾患患者さんに
「もし、急に手足が動かなかったり意識が遠くなったとき、当てにできる人がいるか」
ということを聞いて、一覧表を作ってみた。

緊急時に当てになる人が何人いるかは、その人の社会生活の豊かさ、貧しさの一つの指標である。

聞いてみると考えさせられることが多かった。

19人中6人が一人暮らしで、そのうち4人は緊急時に当てにできる人がまったくいなかった。
こういう人には、病院のMSWの名刺を渡すことはできないだろうか?

障害のある子どもさんと二人暮しという人もかなりあったが、その場合、いざというときは子どもが十分当てになると答えられるケースが多かった。親と同居できる障害者は軽症のことが多く、遠くに就職している健常な子どもより親をより多く支えているのである。

広島の山間部で一人暮らしをしている父には、どれくらいソーシャル・キャピタルがあるのだろうか。 

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