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2008年12月27日 (土)

医師を増やせ署名に取り組みながらの呟き

11月に講演を依頼した本田 宏先生からも頼まれていたので、山口県での医師増やせ署名運動の広がりのため、県医師会長と大学病院長という二人の先輩に会いに出かけた。

残念ながらお二人とも「草の根からの運動」という点に強い抵抗感を示された。

とくに県医師会長は、今年になって20年以上にわたる政府の医師数抑制政策が変わり、医学部定員が来年から増えたということの理由について、本田先生はじめとする多くの医師が世論に働きかけたことは認められず、もっぱら日本医師会の自民党議員へのロビー活動の成果だと主張された。

そう思っていらっしゃっても一向に差し支えないのだ。

必要なのは、医師を増やして国民の健康を守るという大きい目標のためなら、方法論の違いは超えて互いに応援しあうという、県の医師集団のトップにふさわしい度量なのである。
自分たちの方法だけで進む、他の試みは無意味だから無視するというのは、やはり狭量のそしりを免れないのではないかと思う。

大学病院長は、趣旨には全面的に賛成だが、先頭を切って呼びかける立場に立つためには医師会と足並みをそろえたいとおっしゃった。豪快・大胆な日ごろの印象が少し薄れる気がした。

というわけで、医師界の実力者を呼びかけ人にお願いして署名を広げるという方法は現実には困難であるし、むしろ、せっかくの草の根運動を『官製運動』にこちらから変えてしまう危険がある。もちろん、賛成していただければ、影響力が増すのでお願いはしてみるということを否定する気はない。しかし、それが成るかどうかを決定的な因子だと見ないほうが良い。

宇部の中小病院の一勤務医であるK先生が、本田講演のあと、壇上に上がって訴えた勇気をこそ私たちは大切にすべきである。県内の中小病院の中堅医師のなかから勇気ある呼びかけ人を探し出して、この層の結集をこそ図るべきである。

それ以外に道はない。

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