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2008年11月25日 (火)

オバマに何が期待できるのか?堤 未果氏の観察に注目

2週間くらい前になるだろうか。マツダ防府工場が派遣社員500人の雇い止めを進めているのを扱ったNHKニュースを見た。

48歳の男性はもう4年以上マツダ防府工場に勤めているのだが、なんと1カ月おきの契約更新を押し付けられていて、勤務開始後1年たてば当然の権利である直接雇用もなされていないなかで、今回突如解雇されたという。

48歳になった元派遣社員の再就職先は極めて少ない。あの人があれからどうなったのだろうかと考えると、私の気持ちは明るくなることがない。

すぐに何かできることはないが、情勢をよく知って、関わるチャンスがあれば飛び出さなければならないとは思っている。

ところで、私はアメリカの大統領選挙期間中から、「貧困大国アメリカ」の著者、堤 未果氏の発言に注目している。オバマの政治資金の集め方の「民主性」がたたえられている傍で、本質的にブッシュの支持勢力がオバマにまわり、ヒラリー・クリントンと対立していると彼女は述べていたのである。

YAHOOニュースという安易な出典だが、以下の記事はどうだろうか。

①「オバマ米次期大統領は7日、『政権移行経済顧問委員会』の17人を選出した。同委員会には『株の神様』ウォーレン・バフェット氏やグーグルCEOのエリック・シュミット氏をはじめとする財界の大物がそろい、次期政権の経済政策づくりを強力にバックアップする。網易(中国)が9日伝えた。(編集担当:金田知子)

17人のリストは以下の通り。(氏名 役職)

・デービッド・ボアニー 元民主党下院議員・副院内総務
・ロエル・カンボス 元米国証券取引委員会委員
・ウィリアム・デイリー 元商務長官
・ウィリアム・ドナルドソン 元米国証券取引委員会委員長
・ロジャー・ファーガソン 元米連邦準備制度理事会(FRB)副議長
・ジェニファー・グランホルム ミシガン州知事
・アン・マルケイヒー ゼロックス最高経営責任者(CEO)
・リチャード・パーソンズ タイムワーナー取締役会議長
・ペニー・プリッツカー クラシック・レジデンス・バイ・ハイアットCEO
・ロバート・ライシュ 元労働長官、カリフォルニア大バークレー校教授
・ロバート・ルービン 元財務長官、シティグループ経営執行委員長
・エリック・シュミット グーグルCEO 
・ローレンス・サマーズ 元財務長官。ハーバード大教授
・ローラ・タイソン 元国家経済会議(NEC)議長
・アントニオ・ビヤライゴザ ロサンゼルス市長
・ポール・ボルガー 元FRB議長
・ウォーレン・バフェット バークシャー・ハサウェイCEO」

このリストの中に市場原理主義者と呼ばれない人はどれだけいるのだろうか?

② 「経済担当の大統領補佐官にサマーズ氏起用か、オバマ次期政権

シカゴ(CNN) オバマ米次期大統領は23日までに、経済担当の大統領補佐官にクリントン政権時代の元財務長官でハーバード大教授のローレンス・サマーズ氏を起用することを決めた。政権移行チームに近い筋が明らかにした。

サマーズ氏はハーバード大学長だった2006年に『女性はもともと科学や数学に向かない』と女性軽視と受け止められる発言をし、不信任案を突き付けられて学長を辞めている。 」

*25日の報道によると、上記サマーズ氏は国家経済会議委員長に起用され、財務長官は、上記にはないガイトナーN.Y.連邦銀行総裁がなることになった。危機に相応した財政政策はとるようであるが、二人とも自由貿易主義者でシティ銀行グループ経営執行委会長のルービン元財務長官に連なる人物たちらしい。

*数日前にシティに2兆円の資本注入が決まっている。

私自身、これからゆっくり検索してみるつもりなのだが、おそらく、「オバマの登場は市場原理主義の終焉」などという意見は全く的外れなのではないだろうか。

私たちが取り組まねばならないこと、知らねばならないことは数えられないほどある。

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