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2008年7月23日 (水)

コロー展(国立西洋美術館)、琵琶湖の夕景・・・会議の合間に

7月20日は、珍しく会議の隙間が3時間生じた。

国立西洋美術館のレストランで静かに庭園を見ながら昼食をとる、ビールも少し飲む、という楽しそうな構想を得て上野に向かう。

しかし、まず駅から美術館までの短い距離の猛暑にめげる。

ともかく、特別展示のコロー展にはいる。全体に人は少ない。

有名な「真珠の髪飾りの女」の前にも人が群がっているようではなかった。この絵は私の好きな絵の一つだったので、これは幸運だった。(絵のあだ名と違って、実際にはどこにも真珠は描かれていない。髪飾りの光沢が真珠のように見えるのである)

避暑地の木立の中に隠された道の上に木漏れ日が模様を作っている絵などは、まるでその場の温度や風が感じられるようだ。

思うに、風景画も人物画も、私たちが「美しい」と思う枠組みはコローから来ているのではないだろうか。凡百の絵も、観光写真も、さらに映画も、TVコマーシャルも、コローの影響下で大量に「美しい」風景を生産してきたのではないか。1871年パリコミューンが起きると大金持ちだったコローはさっさと逃げ出す。そういう態度と、世間への受け入れられ方はどこか通じているのではないだろうか。

ともあれ、館内のレストランに行こう。考えてみると、今は勤務時間中に準じるのでビールはだめかもしれない・・・。

しかし、そこには行列がある。特別展の観覧者はそう多くないのに・・・。

仕方がないので上野駅の2階にある大きな大衆食堂に行く。雑然としたここの雰囲気は格別面白い。意図したところとはずいぶん違うが気が晴れてくる。

さて会議が全て終わると、いつものように最終便で帰る。夕方の光のなかを西に向かい、赤石山脈を越え、木曽山脈を越えると、御岳山のシルエットが見える。遠くに白山が認められると思っていると、飛行機は暗くなった琵琶湖の真上を通る。北に若狭湾が見え、宮津から来る光が分かる。こんなコースを飛ぶのか?

まさか鳥取に行こうとしているのではないだろうな?「もしそうだったらここで降ろしてほしい」とスチュワーデスに言おうと思ったところで、宇部の天候と気温についての機内放送。

まもなく夜になっても30度を超えている宇部が待っていた。

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