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2008年6月24日 (火)

地方の小民医連の将来

青年医師が民医連に加わり残るかどうかは、一部の医師を除けば、それが医師としてのキャリアアップ (「成長」と同義語のようだが、単なる医師としての力量がつくというだけでなく、その社会的評価もなされるということが伴っている点で、この用語の方がいい)につながるかどうかにかかっている。
 
都会の大病院も数多くある民医連一般で考えず、私たちのちっぽけな山口民医連に限って考えれば、それが可能な領域はいまのところ非常に狭い。やはり「総合診療」のエキスパートになれる可能性だけが、考えられるキャリアアップだろう。

だが、どうしてそれを実現するか?

実現可能性の程度を無視して言えばいくつか方法はある。

ⅰ)青年医師を磁石のようにひきつける優秀な家庭医療学の指導医を招聘する。たとえば亀田総合病院や、本家のアメリカの病院から。・・・これは自分でも笑ってしまうなぁ。しかしタナボ(タ)はいつでも可能性があることだから否定せずにおこう。

ⅱ)大学病院総合診療部も巻き込んで、意欲のある病院・開業医が協力し合って、地域的な広がりを持った独創的な総合診療研修のネットワークを作り上げる。
これが、多くの青年医師をひきつけるなら、山口民医連にとって良いだけでなく、山口県の地域医療が目覚しく改善する。
というより、山口の医療を良くするという私たちの本来の目標から言えばこれしかないのではないか?
「民医連の小病院が生き残るにはどうすればいいか」、という程度の発想では自滅を待つのみという気がする。地域医療をよくするということに専念して初めて、自分たちの将来にも展望が生まれてくるのである。

うん、やはり、これだろう。

さて、冒頭に「一部の医師を除けば」と書いたのにはそれなりに意味がある。
政治性と人間性と専門技術の三つを十分に兼ね備える医師が出現する可能性はそう高くは見積もれないだろうと私は思う。
民医連に入ったからにはみんなそうなると期待することは出来ないし、「そうなるべきだ」と外から押し付けるのは間違いだ。

民医連という良い環境の中に置けば、ほかの病院にいる場合よりはまじめに働き、人間的に暖かい言動を示してくれる、という程度で満足すべきではないか?私自身がそれにも及ばないからね。

上に述べたような優れた人材の出現頻度は民医連のなかでも、一般人口でも同じ比率だと考えておいたほうが良い。しかし、そういう少数はぜったいに見逃すべきではない。率直に言えばたった一人でいい。そういう青年医師を獲得すれば、彼が(彼女が)多くの青年医師を育ててくれるだろう。そういう青年医師には、キャリアアップという概念は不要だろうから、一部の医師を除けば、と書いたのである。

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