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2007年6月26日 (火)

私とは何か

最近、自己像がよりあいまいになり、仕事の優先順位も不明瞭になりがちなので、ここで少し整理を試みたい。

私にはどんな側面があるかを思いつくままにあげていってみよう。

1: 消化器科医師。技術的には低い。到達度0.3。学術的な業績は皆無に近い。いろんな手技(内視鏡的乳頭切開、食道静脈瘤硬化術、腹部血管造影、内視鏡的粘膜切除など)を学ぶ入り口までは行ったが、その後が学び続けられなかった。これは客観的条件も大きいが、個人的な努力不足ということもある。大腸内視鏡だけは少しづつ上手になっているが、内視鏡的粘膜下切除術などが出てきており、時代からはどんどん遅れている。

2:労働医学活動家。到達度0.2。じん肺を扱っている数ではおそらく県内有数ひょっとしたら第一位か。零細企業労働者の健康を守る視点を意識的に持っているごく少数のひとり。しかし、民医連内の労働医学の専門家と比べるとアマチュアでしかない。必要な統計学の知識もない。

3:社会保障活動家:到達度0.1。故真田是(なおし)先生に傾倒して社会保障の啓蒙書を数年間集中的に読んだくらい。県の社会保障推進協議会のメンバーと話すと自分の方が理解が深いと感じるが、肝心の実践は伴わず大きく劣る。ただし保険医協会で忍耐強くやっているのは少しは評価できる。

4:プライマリケア医、およびその立場での医師・医学生教育家:到達度0.3。臨床研修指定病院に身を置き長く研修医に接し、大学医学部の学外実習と非常勤講師を引き受けている。「患者中心の医療」の原書を2年近くかけて精読した。しかし、教育の実力は大学の教員や有名指導医の足元にも及ばない。患者中心の医療として教えていることと臨床実践の乖離も大きい。

5:文芸評論家:到達度0。もし時間があったらそんなこともしたいと思っている。しかし何のトレーニングもうけておらず、読書量もごくわずかなのでこれは幻想である。ただ、読んでいるものの量は少なくても質は良い。

6:詩人:到達度0.001。詩を書きたいという気持ちはいつもある。

7:医療生協理事長:これはたまたま就任してしまったというほどのもの。現在勉強中。到達度0.001。

8:実生活者:あまりに無能。車の運転ができない。できる料理がない。地域との付き合いもない。親戚づきあいは義理を欠きっぱなしで叔母たちに会うのは苦痛である。家の修理を頼む先を知らない。銀行の利用法を知らない。子供たちの就職について恥も外聞もなく一生懸命になるということもできない。到達度0.01.

9:外国語学習家:などといえる代物ではない。2年間ドイツ語に没頭したことも何の意味もなかった。到達度0.0001

10 :老人力:到達度 0.9 。

         

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