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2006年8月 5日 (土)

日本社会医学会総会:徳島

7月22日徳島市で開かれた日本社会医学会総会のシンポジウム「国民の期待する良質な医療とは何か」に出題して口演したが、その準備で疲れ果てたというのがその前1ヶ月間のすべてだったという気がする。終わった後も次の仕事がうまくいかないという状態。

シンポジウム全体の構成に配慮して、他の人とはまったく違う切り口でアプローチするということに挑戦したのがよくなかった。

「国民が期待する良質な医療を担う医師集団の運動をどう作るか」などということは20分そこらで語れるわけでもないし、実証的なデータもほとんどない。よくそんなテーマを自ら設定したものだ。

「家庭医」、「総合内科医」、「ホスピタリスト」などをキーワードにして、それをどのように養成するべきかを実践的に語る、という僕にしては日々の最重要課題を取り上げたのだが、いかんせん、30年間かけて成功していないのだから迫力が生まれないのである。

それにしても、1980年に甲府共立病院に研修に行ったときからの知り合い、束原先生には、この間よく協力していただいた。

僕の属する医師集団の対照群として選んだ長野民医連の詳細なレポートを作成してもらった。

1976年当時、たった8人しかいなかった医師集団を、現在は100人を超える大集団に発展させたのは、彼ら長野民医連の医師グループの持つ道義的健全さの成果だった。

僕たちにはそういう力量も条件もなかったということがはっきり見えたのが、今の疲労感の理由かもしれない。

しかし、もう10年くらいは組織の中にいる医師として働けるはずだから、今をスタートだと思えばいいわけである。10年後には現在14人の集団を最低45人ぐらいにして、この県の医療に影響を与えることが出来るほどにしなくてはならないという展望はもっていいのではないか?

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