社会主義を目指すからこそ成功しているという国民の実体験が大切・・・中国共産党の質問への不破さんの答え
「中国的特色のある社会主義についての見解」という中国共産党の理論研究代表団からの質問に、不破哲三氏は、「国民が社会的自覚を持つには国民の実体験と結びつけた社会主義思想の普及が大事だ」といっている。「社会主義を目指しているからこそうまくできていることが国民に理解されないとしたら、共産党側の努力が足りない」ということも指摘している。
スケールは格段に違うが、私たちの民医連の中でも同じようなことは言える。管理者になってみると、職員や地域住民の発言に傷つく毎日である。民医連だからうまく進んでいること、社会の役に立っていることは何にも評価されないで、自分の未熟さを責められるならまだしも、情勢上・制度上やむをえないことまで管理責任として追及される。突然何もかも放り出してしまいたくなることもあるのだが、それは全くの敗北主義だろう。
正しくは、民医連だからうまく行っていることを職員や地域住民が実感として感じられるような努力がもっともっと求められているというべきなのだ。
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