ビル・エバンス you must believe in spring
診察が途切れた短い間、ビル・エバンスのピアノで「you must believe in spring」 を聴く。あわただしい外来の空気がすっと消えて、春の日、静かな庭園のベンチに誰かと座って風を感じているような気分。ふと、マンガレリの「終わりの雪」の読後感を、そしてこのCDをくれたときの後輩の表情を思い出す。次第に女性的なものが僕の心を占めていく。
患者さんに会っている時の心の状態としてはこんな感じでいることが本当は望ましい。とうてい望めないことだが。
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